占星術コラム

「 愛と支配の境界線──歌舞伎役者と元アイドルのホロスコープから読み解く、DVの本質」

先日、ある報道が世間をざわつかせました。
歌舞伎界の名門「成駒屋」の若手役者・中村児太郎さんが、長年連れ添った女性(報道では奥様とされる存在)に繰り返し凄絶な暴力をふるっていたとされる事件です。

しかも当初は、結婚の事実すら否定していたという話も。
どんなに華やかな舞台に立っていても、その裏に、こんな現実があったなんて――。

なぜ、彼は暴力を選んだのか?
そのヒントは、彼のホロスコープにありました。

太陽と火星が山羊座で0度

 → 精力的で、野心的。勝ちたい・上に立ちたいという強い欲求を持ち、自分のやり方を貫こうとする“支配型”のエネルギーを持っています。

月は牡羊座
 → 衝動性が高く、感情が爆発しやすい。対立を恐れず、ストレートに怒りを出しやすい気質です。

金星は射手座で水星と0度、土星と60度、冥王星と30度
 → 社交性があり第一印象は明るく軽やか。でも、親密になると、相手に対する支配や執着が強く出やすいタイプ。
 → 「愛されている」という実感がないと、相手を試したりコントロールしようとする傾向も。

つまり、表向きの明るさや礼儀正しさの裏に、支配欲と不安のミックスされた“爆弾”が隠れていた可能性が高いのです。

暴力をふるう人の中には、愛し方が未熟で、力でしか自分の価値を保てない人がいます。
「きっと私のせい」「私が我慢すれば」――そうやって、関係をつなぎとめようとしていませんか?

あなたの“がんばり”や“愛情”を利用して、自分の不安を満たそうとする人がいるのです。

💔 DVを受けやすい女性の星の傾向とは?
今回もうひとり注目されたのが、被害を受けたとされる元アイドル・大和里菜さんのホロスコープです。

彼女の星には、以下のような傾向がありました:

太陽&水星が射手座で0度
 → 自由を求め、理想に生きようとする。現実を見失ってしまうほど夢中になる傾向も。

火星は乙女座、木星&冥王星とハードアスペクト
 → 正義感やこだわりはあるが、エネルギーの出口を見失うと混乱や過剰な自己犠牲に走る。

金星は蠍座、月は牡牛座
 → 愛に対して強い執着心・深い一体化を求めるタイプ。「一度好きになった人を手放せない」
 → 周囲に何を言われても、愛を貫こうとしてしまう。

加えて、超次元占星術での示唆も。
金星には「普通じゃないものを愛する」性質があり、“ダメ男”や“危うい世界”に惹かれてしまう癖が
周囲の反対に燃える性質が裏目に出た結果、危険に向かって突き進んでしまう――そんな傾向も見られます。

あなたの愛、苦しくなっていませんか?
暴力を「愛の証」だと思っていた。
怒りも、ヤキモチも、「私を大切に思ってくれてるから」だと信じたかった。

でも、愛は安心と対等さが土台です。
痛みや恐怖を我慢することでしか続かない関係は、それはもう“愛”ではありません。

あなたのホロスコープにも、
「なぜ私はこういう人を選んでしまうのか」
「どうして私は“NO”が言えないのか」
その答えが、きっと書かれています。

まとめ
DV加害者には、「不安」や「愛し方の未熟さ」からくる支配的傾向がある
被害者には、「愛に対する強い執着」や「自分の価値を後回しにする癖」があることも

星は“運命”ではなく、“気づき”と“再選択”のためのツール

もしあなたが今、誰にも言えない苦しみを抱えているなら
占星術は、あなたを責めません。
むしろ「あなたの中の優しさ」を理解し、どう生き直すかの地図を示してくれます。

あなたの愛が、苦しみではなく、安心と尊重のあるものでありますように。

長靴とあじさい

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