土星と海王星のコンジャンクションは約36年に一度の周期で形成されます。
象徴的テーマは次のように整理できます。
土星:構造・制度・責任・現実・限界・形にする力
海王星:理想・夢・信仰・混沌・曖昧さ・境界の消失
この2天体が0度になると、
「曖昧だった理想を現実に落とし込もうとする動き」と
「現実の枠組みが溶解していく現象」が同時に起こります。
個人レベルでは
・夢を仕事にしようとする
・スピリチュアルな価値観を現実生活に組み込もうとする
一方で
・理想に裏切られたと感じる
・信じていたものが崩れる
といった体験になりやすい配置です。
社会レベルでは
制度の見直し、宗教・医療・福祉・エンタメ・依存構造の再編、
「正しさ」や「理想像」の再定義が起こりやすくなります。
形成期間と星座移動の意味(時期の整理)
今回の土星×海王星0度は、2回に分かれて形成されます。
- 1回目:2025年5月20日~2025年9月15日(オーブ2度)
- 2回目:2026年1月25日~2026年3月16日(オーブ2度)
しかもこの期間中に、
時代の象徴となる星座移動が連続しています。
- 2026年1月27日:海王星が魚座→牡羊座へ
- 2026年2月14日:土星が魚座→牡羊座へ
魚座は「溶け合う・曖昧・癒し・境界の消失」のサイン、
牡羊座は「誕生・始まり・衝動・個の目覚め」のサインです。
つまり今回のコンジャンクションは、
魚座時代の価値観を手放し、牡羊座的な新しいサイクルに火が入る“切り替え点”として読めます。
魚座の終わり × 牡羊座0度で起こること
魚座の終盤は、
理想・優しさ・癒し・共感が極限まで拡張され、
同時に「現実逃避」「依存」「責任の曖昧化」も膨らみやすい領域です。
ここに土星と海王星が重なることで、
次のようなテーマが浮かび上がりやすくなります。
- 夢や理想が“甘さ”のままでは通用しなくなる
- スピリチュアル・癒し・優しさが、現実的な責任を伴う形へ再定義される
- なんとなく続いてきた制度や仕組みが限界を迎える
- 「みんなのため」という名目が問い直される
そして牡羊座0度は、黄道のスタート地点。
ここに天体が集中すると、
曖昧な集合意識から「私はどう生きるのか」という個のテーマへ、意識が切り替わっていく流れになります。
社会面から見る平成の「土星×海王星0度」の現れ方
前回の土星と海王星の0度は1989年3月で山羊座にて形成されました。制度、国、現実の枠組みが溶けていく。国を強くイメージされますが、1989年は東欧革命の年で、冷戦構造が音を立てて崩れ始め、同年11月にベルリンの壁が事実上の崩壊。
「資本主義 vs 社会主義」という巨大な物語が、現実の前で溶けていきました。
これはまさに海王星(理念・幻想)が土星(国家体制)に重なって、体制の幻想が剥がれ落ちた典型例です。
日本に目を向けると、昭和が終わり平成が始まった年。今話題の消費税が導入されました。消費税は当初3%でしたが段階的に上げられていきました。長く続いた“昭和的成功モデル”の幕が下り、バブル経済のピークアウトから崩壊へ向かいました。日本の経済的黄金期が壊れはじめた頃で「豊かさは永遠に続く」という空気が現実に試されていきます。
これも楽観的な幻想(海王星)が、現実の制約(土星)に引き戻されたのです。
社会面からみる令和の「土星x海王星0度」の現れ方
平成の土星x海王星0度は、山羊座で「国家・制度の神話」が解体されました。同じ合でも、壊れる“幻想の種類”が違うのです。
2025年に形成された最初の土星×海王星0度のタイミングでは、
日本社会でも象徴的な出来事が重なりました。
この時期は、
生活インフラや経済の基盤に対する不安が表面化しやすく、
「当たり前だと思っていた仕組みが揺らぐ」流れが強まりやすい配置です。
実際、
国民生活に直結する食料問題が注目され、
政治の世界でも既存の権威や体制に対する不信感が可視化されました。
2026年1月〜3月にかけて再び形成される土星×海王星0度は、
たんなる0度ではなく海王星・土星が相次いで牡羊座へ入りします。かなり“始まり”の圧力が強さがあります。
よってこの時期の社会ムードは、これまでの体制・権威・看板に対する幻想がさらに剥がれる
「期待されている人」「担がれている象徴的存在」が、
実務能力や現実対応力で試されやすい
イメージ先行のリーダーシップが、現実とのギャップで揺さぶられやすい
逆に、地味でも現実処理能力のある存在が評価されやすいでしょう。
個人の運勢としての活かし方
この配置は、受け身でいると混乱や失望になりやすいですが、
意識的に使うと「夢を現実化する力」に変わります。
この時期に向いているのは、
- ふわっとした理想を、具体的な形(仕事・習慣・仕組み)に落とす
- 続けられない優しさより、続けられる小さな実務を選ぶ
- 依存関係・曖昧な契約・曖昧な約束の整理
- 自分の人生を「誰かの正解」に預けない決断
魚座的な「溶け合い」から、
牡羊座的な「私はこう動く」への切り替えを意識するほど、
この配置は追い風として働きやすくなります。
具体的にどのジャンルで生じるのか?それはあなたのホロスコープのアリエスポイントがどこに位置するかが参考になりますよ。
2025年〜2026年の土星と海王星の0度は、
単なる一時的な運気ではなく、時代の価値観が“癒しと共感の魚座”から“主体性と始動の牡羊座”へ切り替わる節目です。
理想を語るだけの時代から、理想を背負って現実を生きる時代へ。わたしたちは「夢を現実にする覚悟」を決めるときなのかもしれません。

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