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ネルソン・マンデラ元大統領のホロスコープ

2015年11月21日

アメブロからの移行記事です。
1918/07/18 14:54 Mvezo,南アフリカ出身

 

南アフリカの人種隔離政策「アパルトヘイト」の下で30年近くを獄中で過ごした後、民主化の実現に貢献してノーベル平和賞を受賞。同国で初の黒人大統領になり世界的に有名なマンデラ氏が今月他界されました。マンデラ氏のホロスコープを観てみましょう。そこには深い愛国の精神と激しい政治活動家としての顔がありました。

マンデラ氏のホロスコープはASCは射手座、ASC支配星を含め西側に多くの天体を持ちます。この配置は、自分自身の満足より人のために生きるエネルギーを使っていき、人の中で自己を成長させていきます。マンデラ氏ご自身を示す木星は蟹座にあり冥王星と0度。木星はイグザルテーションと高揚しており、全くの無力か圧倒的な力を持つかの何れかになります。これだけで強いカリスマ性と底力を感じさせてくれる生まれと予感できます。
木星、冥王星ともに蟹座。太陽も蟹座です。蟹座の持つ愛国心と共感性が強まる配置です。この国に対する思いはマンデラ氏を長く続く身分制度へと向かいました。
水星と土星の0度。マンデラ氏の愛国のテーマは、身分制度の問題にと、1つのテーマに追求してく形であらわれています。この水星と土星の配置は善悪の論理が明確であり、完全さを追求し妥協を許しません。マンデラ氏の完全への追求は「法律」の世界へと関心を向けさせました。一方で、月と水星土星は凶角。完全を求めるゆえ精神的に自分を追い詰めるのでストレスの多い傾向ですが、自分の弱さを乗り越えることで信念をさらに強くするでしょう。

金星はDESと0度、水瓶座の天王星と120度です。風のサインにある金星は理性的な愛で広くその愛の対象が及びます。マンデラ氏にとっては愛すべきは身分をも越えての人類愛といえる価値観を持っていたでしょう。同時に国内外を問わず多くの人から愛されていたことでしょう。
天秤座火星は11ハウスにあり冥王星と90度。人から愛される資質を持ちながらも、激しやすい性格も持ち合わせていたことが伺えます。マンデラ氏は格差をなくし平等を訴え政治活動を積極的に展開していきましたが、その方法は強引ともいえ穏やかではなかったと思います。天秤座火星を見ると同志からも受け入れられず袂を分かつなど、カリスマ性と多くの人から愛される反面、敵も多く作り政治活動は問題がついてまわったでしょう。この火星の強烈な凶角、12ハウスの月は30年あまりもの投獄と投獄時代における重労働生活にも重なるようです。
その投獄生活の影を背負い、簡単には本心を打ち明けない人であったと思います。結果としてプライベートでのマンデラ氏本心を知る人はそう多くはないのでしょう

ここからは蛇足ですが、ミッドポイントでは興味深い配置が見られます

太陽=土星/冥王星
太陽=金星/天王星
月、冥王星=土星/天王星

人生においてハードワークが課せられること、3度の結婚などこの愛情面の複雑さがミッドポイントから表示を見つけることができるででしょう。

chart_nelson_mandela

 

 

-命式-

丙己戊
寅未午

 

鳳閣星 天将星
貫索星 玉堂星 調舒星
天貴星 調舒星 天堂星

戌亥天中殺

 

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