アメブロからの移行記事です。
役員の仕事関係で、日産自動車元COOの志賀俊之氏の講演を聴く機会が先日ありましたので、とりあげてみます。実業界で有名な人ですよね。
1953/09/16 和歌山県出身
講演時間は約90分で日産での経験や高校時代のエピソードまでさかのぼりながら「グローバル化時代の子育て」というテーマで次のことをおっしゃっていました。内容のすべてを書ききれませんが一部を紹介します。
子育て中の人やそうでない人もなにかヒントになるかも??
◎進路選びは名前で選ばない。自分のやりたいことを目指してください
頭で理解しつつも、偏差値に踊らされてしまう私たち・・世界企業からみれば
日本の◎◎大卒といったネームバリューはあまり通用しないそうです。
それよりも自分のやりたい事を見つけ、そこに集中していくことが大事だとのこと。
日本では偏差値至上主義がまだまだ強い。志賀さんが面接官になった時、聞かれもしないのに「◎◎大です!」といった学生さんは落としたというエピソードもありました(ちなみにどこの会社の出来事かすぐにおわかりですね??)。でも日本企業の多くは大学名がモノを言う現実もありますが、2020年センター試験も方式が変わるようです。
◎間違えや失敗を恐れない
自分の意見を言えない理由の一つとして、「間違えて恥をかくのがイヤ」という気持ちがあります。日本人は恥の文化なので、間違えることは「悪」という雰囲気が強いので、それが正解だという自信がない限り、なかなか意見を言えない場合が多いとおもいます。結局日本人は海外の人に押されてしまいがちなのが最近の日本なのだとか・・元気がないのもこのせいか?
失敗を恐れず自分の意見を言う・・日本人でコレが得意な人って少ないのではないかと思います。講演の中で志賀さんはディベート力を磨いてほしいとおっしゃっていました。プラス英語だそうです。
◎ダイバーシティ
東京のお台場のことじゃないです。多様な国、人種、年齢、価値観を受け入れて生産性を高めていこうとする方法のことを指します。1つの考えにとらわれず、いろいろな立場の人の意見を取り入れ、聞く耳を持つことは大切だとおっしゃっていました。
日産も90年代後半つぶれかけましたが、グローバル化を進めていくことで復活を果たしました。
個人レベルでも何かに行き詰ったら、いろいろな立場の人について見聞きすることで新しい発想が生まれたり、また気持ちに変化が訪れる。昔ならば知り合うことのなかった相手でも今はSNSなどで多くの人と接点を持つことが可能です。多様な考えに触れて柔軟性を養いましょう。
多くのことを乗り越えてきた人のお話は実に面白いし、講演はとてもいい時間でした。さてここからは星のお話。
志賀さんの命式を出してみましょう。
庚 辛 癸
午 酉 巳
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調舒星 貫索星
玉堂星 石門星 貫索星
天恍星 石門星 天将星
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自分がこうだと思う信念を曲げない芯の強さを持っています。カリスマ的な魅力があり黙っていても存在感抜群で、周りをぐいぐいとひっぱっていく頼もしい人でしょう。庚のお生まれですから負けず嫌いなので、自分が違うと思ったら相手がどんな人間であろうと立ち向かいます。庚と辛の組み合わせは同じ金性なのですが、庚のほうが社会運の辛よりも強い。そのため目上でも関係なく自分からくってかかってしまうところもあるので、目上からは生意気に思われやすく若い頃は敵も多いかも。生まれ時間はわかりませんが従旺格の可能性が高いです。
運気を少し見てみますと1986年から10年間は丁巳がまわり火、金がともに強くなるとき。火煉真金となり強い炎で剛金が鍛え上げていかれるとき。自分自身が鍛えられるときで仕事力が磨かれていきます。問題も続出しますが強い庚はちょっとのことではへこたれません。この時期に鍛え上げられたことが、志賀さんのキャリアを育てるきっかけになったことでしょう。実際にはこの時期インドネシア進出の話がとん挫して仕事のない日々を送ったようですが、人生のチャージ期間と切り替えあらゆるビジネス書を読み、海外事情にも明るくなったそうです。
これだけ命式が強い人は鍛えられる環境に身を置くほうが良く当人は辛い時期もあったと思われますが、結果としては宿命にあっていたといえるでしょう。
1996からは丙辰がまわり金が弱まっています。このころは日産が倒産しかけた時期ですね。そしてルノーとの提携。
2006年からは乙卯がめぐります。乙は辛に変化し再び金性が強まります。このころは日産自動車のCOOとのぼりつめます。一方で卯の時期になると社会運が不安定要素が出てきて2014年には更迭となりました。
これについては「なんだかなーここで捨てるのか?」と思いましたけど、1つ1つみていると長くなるので、このへんで終わりにします。
東洋占術って厳しいけどやはり面白いですよね。面白さはブログや個々では鑑定にてお伝えしていければとおもいます。