テニスプレーヤーの伊達公子さんが引退。怪我の影響もあり身体も思うように動かなくなってきたとのことです。伊達さんというと現役時代の活躍、一度目の引退、結婚、離婚、現役復帰、そして今回の引退。時間のせいもありますが現役復帰してからのインパクトが強い。
伊達さんの命式は
辛乙庚
亥酉戌
石門星 天南星
調舒星 貫索星 玉堂星
天恍星 禄存星 天禄星
寅卯天中殺
こうなります。辛亥は龍が玉をくわえている図です。よって輝くような才能を持ち合わせている人が多く、またプライドも高くクールで凛とした美しい空気感を持ち合わせた方が多い。貫索星石門星、天南星、天禄星ですから身強です。貫索星のエネルギー値が高く、わが道をひたすらあるく意思の強い人です。見れば酉月であり年と月が干合し金性天干一気格へと変わります。赤色の文字部分が変化した場所です。
辛辛庚
亥酉戌
石門星 天南星
調舒星 貫索星 玉堂星
天恍星 貫索星 天禄星
思考がいつも攻撃型へと変化し勝負師であり戦う人でもあります。ただ金性といっても日干は辛で、無骨な感じではなく、努力の人であり芸術的かつ職人的に美しくプレイスタイルを昇華させていく方なのでしょう。あれやこれやと手をつけることなく１つの道を究めてこそ貫索星、天干一気格のよさがでてくると思います。
ただエネルギー値はそれほど高くないので、テニスではパワフルですがプライベートでは落ち着いた方なのかもしれません。
大運では壬午がまわってきた時期に引退し、2001年に結婚されました。壬は調候守護神にあたりますが伊達さんの場合は日支の中に持っています。配偶者の存在が伊達さんにとって安らぎをもたらしたことでしょう。この守護神の壬がめぐってきた時にご結婚されている。
そして現役復帰は2008年。この頃には大運が切り替わり辛巳である。貫索星大運なので再び自分らしさとは何か？振り返り、テニスへの想いを強くしたのでしょう。
しかしこの貫索星大運は日干支とは納音。結婚生活を難しくしてしまいました。そして今回の引退。再び大運が切り替わり庚辰です。今後は年干支と納音でキャリアをリセットするときです。よって二度目の現役も終えて、新しい人生のはじまりでもあります。
大まかですが大運では人生物語の中で◎◎章をあらわすものといってもよく、該当する大運の中で何に主体が置かれるのかをあらわしているといえます。
最終試合の時に見えた虹がテニス人生の伊達さんの全てをあらわしているように見えました。
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