暴力事件から日馬富士の引退となりました。
真相はわかりかねますが、あれほどの暴力事件ですから残念な一方引退となっても当然と思います。この事件は貴ノ岩関と二人の問題ではなく、過去死者を出しても延々と続く指導という名の暴力、そして相撲協会の隠蔽体質。モンゴル力士同士の八百長疑惑など黒幕の存在もあるようなので、単純に引退で終わるような問題ではなさそうです。
命式はこちら。
1984/04/14生まれ
戊戊甲
寅辰子
車騎星 天報星
龍高星 司禄星 司禄星
天貴星 貫索星 天南星
申酉天中殺
戊寅の生まれで中心星は司禄星であり雨水のように小さな1滴からやがて大きな水量へと成長するようにコツコツ地道な努力を重ねて大きなエネルギーを発揮する方です。事件真相はともかくこの方自身が積み重ねこそ財産であり根は真面目です。その代わり臨機応変さがなく不器用で実直な方なのだと思います。
命式には特別な仕掛けはありませんが、戊が日干月干と並び、身の回りは先輩や後輩含めて仲間が頑固であり、ともにライバル同士である。相撲などは一人で戦う競技ですからやはり先輩後輩関係なく、勝ちを取っていかなければならない面が命式に表れているようにおもいます。
全般に日干の土行や官殺の木行が強いので、義理堅くて自分の損得よりも自分を認めてくれる相手に対し忠義を尽くします。
車騎星、天南星もありますから攻撃的な面もあります。我慢に我慢を重ねるとズケっと厳しいことを言い出すます。約束は守る人なので信頼も厚く人望もありそうです。
ただ伝達本能の星がないので、口下手であるとか説明が苦手。それゆえにすぐに手が出たのだと思いますが、やはりあのような事態では言い訳もできないですよね・・
引退会見で「礼儀を正すのが先輩の義務」とありました。礼節は算命学では伝達本能に当たるので皮肉なものです。
この命式の強みの1つは第一守護神を天干に持っています。このような方は若いうちから頭角を出す人が多く、生まれながらにボーナスポイントを持っている方でしょう。
車騎星守護神ですから、チャレンジ精神を忘れずにぶつかっていくことです。貴ノ岩関も車騎星守護神を持っていましたね。スポーツの世界で活躍する方は車騎星が素晴らしい形で働いていることが多いです。
貴ノ岩関とは律音関係ですから縁も深いこと、また他力士よりも部下を育成するという観点から無視できない相性です。律音関係の相性は「縁が深い=良い」とは限らず、律音関係は自分が二人いるということになりますから、二人が同じ土俵で活躍することは難しいのです。
日馬富士の今後はわかりかねますが、大運天中殺入りを控えていますからモンゴルに帰り全く違う人生を歩むのかも。