最近、ゲートボール人口が激減しているというニュースを目にしました。そういえば、私の祖母も昔はよくゲートボールを楽しんでいたな…と思い出したのです。
ゲートボールは5対5の団体戦で、仲間との交流を楽しむスポーツ。一方、グラウンド・ゴルフは個人戦が主体で、ゲームそのものの面白さを楽しむ傾向があります。今の高齢者にとって、ゲートボールは「年寄りくさい」と感じられ、より気軽に楽しめるグラウンド・ゴルフが人気を集めているようです。
でも、どうしてこんな変化が起きたのでしょう?その理由を、占星術的な視点で考えてみました。
世代ごとの価値観の違い
冥王星は世代ごとの価値観を示す天体で、約10〜20年ごとに星座を移動し、時代の特徴を色濃く反映します。
♋ゲートボール世代(冥王星・蟹座)
この世代は、第一次世界大戦や関東大震災、世界恐慌、第二次世界大戦など、不安定な時代を経験しました。軍事主義が強かった時代に育ったことで、個人よりも「仲間」や「家族」を大切にする価値観が根付いています。ゲートボールは単なるゲームではなく、地域の集まりや仲間との交流の場として機能していました。
♌現在の高齢者世代(冥王星・獅子座)
戦後の混乱期から復興期、高度経済成長を経験した世代。映画や音楽、ファッションなど欧米文化を楽しみ、個人の自由なライフスタイルを重視する価値観が強くなりました。
この世代の高齢者は、ヨガやウォーキング、旅行など「自分が楽しめること」を優先する傾向にあります。そのため、集団で楽しむゲートボールより、個人で気軽にできるスポーツの方が魅力的に映るのかもしれません。
♍これからの高齢者(冥王星・乙女座)
高度成長期の後半、オイルショック、バブル経済を経験した世代。デジタル化の黎明期を生き抜き、職場ではPCが次々と導入されていきました。
この世代は生活の「効率」を重視し、健康意識も高め。スマート機器を活用した健康管理を取り入れたり、物を持たないミニマリストな生活を志向する傾向が強まるでしょう。いつまでも働いていて小ぎれいにしている。また身の周りのことに気を遣う人も多いので終活を早めに進める人が増えるのも、この世代の特徴かもしれません。
時代と共に変わる遊びの形
世代が変わるにつれ、楽しみ方も変化していくのは自然なこと。団体スポーツが減り、個人で手軽に楽しめるものが人気になるのも、時代の流れなのかもしれませんね。
これからの高齢者はどんな遊びを楽しむのでしょうか?もしかすると、デジタル技術を活用した新しい趣味が定番になるかもしれません。

冥王星蟹座世代はゲートボール好き