占星術コラム

月のサイクルで観る運勢の流れ~イチロー選手

2009年ころに書いた記事です。

さて今日のテーマは月相です。月相、英語でいうとLunation Cycleとかきます。私が利用しているのはアメリカの占星術師ルディアが提唱した360度を8つの相に分割してサイクル論を展開する手法。
今日の月の状態は・・といえば、ルディアの8相でニュームーンに当たる月です。さて月のサイクルは、現在空を運行する状態だけでなく、あなたのホロスコープを進行法と呼ばれる方法で計算を施し、仮想のホロスコープ上で月と太陽が織り成す角度によって、その人の大きな運命のサイクルが見えてきます。

ルディアは360度を8つの相に分割して次のようにしました。

0度~45度→ニュームーン→心機一転のじき
45度~90度→クレセントムーン→挑戦と現状維持で悩むとき
90度~135度→ファーストクォーター→強く前に進むとき
135度~180度→ギバウスムーン→成熟させるとき
180度~225度→フルムーン→結果が出る
225度~270度→ディセミネイティングムーン→周囲と協調していく
270度~315度→サードクォーター→これまで得たものを周囲に還元
315度~360度→バルサミックムーン→過去の清算

ああ今年、、天秤座で土星がくる!とか山羊座だし冥王星が!と大騒ぎすることも大切なのですが、月のサイクルをチェックしながら、その方の大きな運命の流れがこのポジションにいるのか?長期的視点に立って検討をいれることができる優れたモノがLunation Cycleなのです。

CASE:イチロー選手の場合・・

---1977年12月15日 蠍座2度新月---

この頃に新月を迎えます。3歳の頃から野球をはじめたイチロー選手。物心もつかないうちから壮大なプログラムはスタートボタンを押されたのでした。そして新月が起きたサインも重要です。イチロー選手の場合は蠍座。蠍座は対象を見つけ深く追求していくサインです。たとえ同級生と遊ぶ時間を減らしても毎日野球練習をしていた姿と重なりますね。

サビアンは「A house-raising」チームと協力しあって作り上げていく度数

---1986年02月02日 ファーストクォーター---

ここで上弦の月になります。目的に向かって迷いなく進む時です。中学で全国大会出場、打率は7割超でした。そして豊山中から愛工大名電に進学。スムーズに成績を残しているかのようですがイチロー選手ははじめピッチャーでした。しかしいずれ野手へと転向していくのですね。この上弦の月は前進しつつも、自分の技量に
葛藤を抱え自分の腕を磨くため試行錯誤を繰り返していただろうとおもいます。

---1993年06月03日 フルムーン---

→1992年にオリックスに入団、1994年に仰木彬監督に出会い、打撃セスの才能を見抜き、イチローに登録名を変えたのでした。この仰木彬督がいなければ今のイチロー選手はいなかったかもしれません。1994年は最多安打の初代獲得者になり、これまでの努力が実りを迎えるのです。

---2000年02月04日 サードクォーター---

この頃に渡米してマリナーズへ。その姿は後の日本人野手にとって大きな目標となりました。

---2007年08月25日 射手座2度新月---

第一線で活躍中のイチロー選手ですが2009年には初の故障者リスト入りする一方で2000本安打達成。新しいサイクルはすでにはじまっておりイチロー選手の中で自分の体力と向き合い新たな方向性をすでに決めているのかもしれません。その活動がはっきりしてくるのはサイクルがクレセント・ムーンに入る2011年11月頃かもしれません

 

 

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