禄存星(偏財) 牡羊座~12星座別データベース 有名人を占う

紀州のドン・ファン~究極の禄存星

ミステリー小説のような人生を歩んでこられた紀州のドン・ファン氏。

-命式-
辛壬辛
卯辰巳

1941年は辛巳。このブログでも話題になりました異常干支です。生まれ年に表出する異常干支なので、親の異常な気を引き継いでいるということです。異常といっても個性であったり、霊感のような鋭さであるなど形は様々です。また先祖の運気が衰退したところに生まれてくる巡り会わせといわれています。
辛巳は霊感があるというか先見の明があること、また貧困の環境にあると異常性が強く出るといわれています。この方も野崎さんは戦後貧しい暮らしをしていたとのこと、身長が低いといったコンプレックスを持っており、お金を稼ぐことに目覚めたそうです。
鉄くず集めからはじまり、訪問販売、貸金業など複数事業を転々とし財を成したわけですが、その中でも問販売で扱った商品は特殊な品でしたから、着眼点に驚かされました・・ここに異常干支のパワーを感じました。

次に着目した点はイチロー選手も持つ和用神をWでお持ちのこと。突出した表現力、アピール力を持ち、人生のうちのどこかで必ずといっていいほどブレークする辛生まれであれば絶対欲しいセットです。女性関係が派手でしたが女性を虜にするには潤沢な資金を使いました。しかしドンファン氏はもともとと貧しい家の出。自分で財を築いてこられたのです。財運を得るには洩気のエネルギーが必要です。
ドン・ファン氏の洩気は「金水傷官」の食傷であり、輝きもひときわ目立つものです。それも輝く宝石は1つではなく2つ持ち合わせることにより、その特殊性が目だっていました。
財を築くために持ち前の弁舌とアピール力を駆使して財産を築いたのだと思います。

財産を築いたらそれを何に使うか?というとドン・ファン氏は女性につぎ込むことにしました。その額、報道されるに30億だそうです。占いで運命を観るときに、愛とお金は一蓮托生であり切り離すことのできない組み合わせです。ドン・ファン氏の陽占を見ると、予想を裏切らず禄存星の人でした。
禄存星は恋人星、一方で司禄星は妻の星です。どちらも男性にとっては異性を示すと同時に財の星でもあります。男性にとってみればお金を稼ぐことは妻や恋人と同じエネルギーを使うのです。
さてドン・ファン氏の命式を観ると、妻の位置には禄存星があります。妻は妻でありながら恋人のような関係になるでしょう。また禄存星を2つ持ち命式には妻はおらず恋多き方であることが見てとれます。
ドン・ファン氏の禄存星は最終的な救いも示します。人生上の困難があっても愛情やお金なのです。ただし禄存星は愛やモノ、お金も引き寄せる代わりに因縁も引き受けなければなりません(命式に禄存星が多い人は心霊現象に合うことも多く、異常干支がなくても霊感強い人がいます)。

また自分の器以上の財を得ると、跡継ぎができないなど家庭運が落ちてしまいます。ドン・ファン氏も愛を求め数多くの恋をしましたが、結局信頼できるのは急死した愛犬だけだったようです。晩年の結婚生活で最悪の結果となってしまいました。

 

 

MichaelWuensch / Pixabay

 

 

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