先日、韓進財閥創始者の趙重勲について書きましたが、なんと二代目の趙亮鎬氏が急逝されました。
命式は
丁酉のお生まれ、控えめで大人しい方ですが、1つのことにこだわり研究者。
頭が良く策略家でもあります。創造力が豊かで新らしいものを生むことに能力を発揮します。じっとしている、待っていることが苦手で、問題があれば失敗を折込み済みで奇想天外なアイデア力を発揮し、問題を打開します。
経営者というよりは、芸術家のようなクリエイティブな方面が得意そうです。1つに基本執着しないのですが、自分に子供がいると守りに入ります。
日柱と月柱の納音。辰巳天中殺生まれであること・・ここに二代目としての矛盾があります。家業を継いだ場合には、身内、兄弟や親族との争いが多くなる人です。本当ならば家業とは別の道を歩んでいかれた方が、余計なエネルギーを使わずにいられます。
しかしそれほど強い星を持っておらず、グループの外に出ることもせず、趙重勲氏の長男であるがゆえにグループ後継者となり、結局身内との争いを作り、消耗続きの人生であったかもしれません。
3月にとうとう会長職をはずされ、長男趙源泰氏に継承道半ばで持病が悪化して急逝されてしまいました。
70といえば、現代であれば早逝に入るでしょう。
晩年は苦労の多い人生でした。
後継者の趙源泰氏の命式
貫索星が3つ並び、非常に頑固で守り意識が強い。守るものがなければ、穏やかで物静かな人ですが、守るものが多くなるほど、意識が強まり頑なになります。
周りの助言をきかないので、暴走すると手がつけられないかもしれません。午未天中殺で本来家系を引き継ぎ終わらせる人ですが、生年中殺がある。両親の間の関係は難しかったのでしょうね。
父、母の年干と趙源泰氏の日干が律音、母の月干と趙源泰氏の年干が律音。両親の気をひきついでいます。唯一動かせるのは母親だけか?
午未天中殺で目下運は弱い。父親が他界したことで、この趙源泰氏が初代運のような働きを求められるようになります。
妹の趙顕娥(通称ナッツ姫)の命式絶家運が出ています。韓進グループもそろそろ同族経営から手が離れ新陳代謝する時期にきていそうです。