おすすめ・読んだ本

王家の遺伝子~石浦章一著

ブルーバックスシリーズ、王家の遺伝子という本を読みました。
駐車場から出てきた遺体。あの醜悪とされたリチャード3世なのか?最新の遺伝子工学で調査する。
ただ親子関係の可能性を調べるだけでなく、生前の病気までも触れられている。
リチャード3世だけでなく、古代エジプトのツタンカーメン、ラメセス3世らがテーマとして登場します。
歴史は語り部側に合わせ、都合よく書き換えられるものですが、遺伝子が新たな事実を語ることにワクワクさせられました。
ただし生命科学に詳しくない人にも、わかるようにするため遺伝子の基本的な部分の説明が長くされています。
また遺伝子の基礎の部分では、Y遺伝子は男性でのみ継がれていくことが説明されています。日本皇室が男系にこだわるのも遺伝子の問題もやはり無視できないのだろうなと思ったり・・・
本書に戻りますが、全体的に遺伝子基礎の説明が長くて、王族の記事が各章で途切れ途切れとなり、まとまりがいまいちだったと思う。一方で最近流行りの遺伝子検査の限界(DNAだけでは才能有無まではわからない)、問題点も触れられています。

占いブログなので、遺伝について・・占い世界で語ると・・
命式やホロスコープでも「これは遺伝かな?」と感じられるケースがあります。

一番わかりやすい例が、同じ干支が繰り返し、世代間を通じて出てくる場合が一番わかりやすい。
同じ干支のことを律音といいます。
また遺伝の場合は、血縁がモノを言いますが、占いの場合は、血縁以外の関係でも、繰り返し決まった干支がつきまとうことがあります。生命科学の世界では遺伝を血縁に由来し、占いの世界では血縁を超えて運命の縁を扱う世界なのです。

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