もともと算命学はいかに国を残すか?軍略の学問でした。そのため国家や会社の社長といった組織のトップを占う技術に優れています。
算命学はあらゆ る技法のベースは自然界の5行と方向分類が基本です。トップを占う場合にも300年周期で、五行の循環を原点とした考えがあります。今日はタイトルにある 大塚家具。お家騒動で業績悪化で苦しんでおられますが、いいかえれば初代と二代目との争いですよね。では初代二代目とでは同じ会社社長でありながら、受け 継いだ「代」により役目が異なるのです。この代による役目を見間違えてしまうと組織は消滅への流れとなるのです。今日は初代と二代目の違いを算命学のお話 しです。
【初代】
初代は金性の代です。金性は攻撃性を示します。初代社長は会社を軌道にのせるために、朝から晩まで働きづくしだったというケースが多いでしょう。それこそ1人で会社全体を切り盛りしていく
ようなイメージです。そのため何もせずしてじっとしていることができない人が多いです。そして自分の戦いぬいて成功した体験があるため、なかなか自分流から脱することができません。
大塚家具の勝久氏も典型的な初代タイプです。攻撃型である初代の人は、自分に抵抗する人を敵とみなし、ことごとく排除してしまう傾向があります。そのため残るのはイエスマンだけになりがちです。苦手なのが自分の道を譲ることと後継者を育てることです。これに失敗すると1代限りか2代目で会社はつぶれてしまいます。
【2代目】
二 代目は水性の代です。水性は習得本能ですから頭を使う代です。初代でがりがりと切り開いていた会社も、二代目になるとその方法が通用しません。冷静に業績 を分析したり、また周りの意見を取り入れながら会社の流れを変えていく人です。ぱっとした明るさがありませんし、おとなしくみえますが、それはそれで◎。 初代と比べ着実に成長路線を取ります。この代は次3代目への中継ぎという位置づけです。
どうですか?大塚家具では二代目久美子さんは才女 であり、典型的な水性だと思うのですが。ここまでは良いのですが今回の騒動も初代、勝久氏が後継者に道を譲ることができずにいることにあること。また久美 子さんも勝久氏の流れを汲まず、分社化するとか独自路線を強く打ち出すことができればまた違ったのかもしれません。