東洋占術

生まれた日(10干)と季節によってその人の心がわかる

算命学では生年月日、四柱推命では生年月日に生まれ時間をプラスして干支暦を用い星をわりだしていきます。
ここではどちらが正しいか?などと難しい論理は他先生におまかせします(難しいし)。どちらの占術でも生まれた日の「天干」を基本に星を割り出していきますが、同じ天干でも生まれた月が重要です。たとえば丙の日に生まれた人がいるとします。丙は自然シンボルでは太陽です。しかし太陽でも冬の太陽と真夏の太陽はその感じ方が違います。

1月生まれの太陽→寒い季節の中の日差しがありがたい
6月生まれの太陽→暑いから、もう熱をもつものはいらない

こんな感じじゃないでしょうか?そしてこの生まれた日と生まれた月から割り出せる星が算命学の陽占いで言う中心星になるのです。だから同じ丙生まれでも生まれ月も違えばキャラが異なるのは当たり前ですし、同じ中心星でも出身地(天干種類)の違いで差異が生まれます。東洋系の占いではこのように生まれた時の季節。つまりはあなたが生まれた時の「自然の情景」を非常に重要視する占いです。

わかりにくいかな??読むのも面倒な人はここでリターンしてくださいね。

占い好きのために

ここでもう少し追加しましょう。先日のASKAさんの命式です

日 月 年
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壬  戊 天の気
申 寅 戌 地の気(時間の流れを示し、私達が住む場所)
庚  戊 人の気

こちらはASKAさんの命式から出した陽占です。

車騎星
龍高星 鳳閣星 車騎星
  鳳閣星

ASKAさんは「寅」の月の「壬」の日に生まれています。そこで中心星を割り出すと「鳳閣星」になります。中心星は赤文字のところから割り出します。赤文字は人の気の場所から出ています。次に月の天干は「甲」です。青文字にある甲から導きだされる星は「鳳閣星」です。そしてここは天の気からやってくる星です。
多くの人は自分の将来が一番気になるでしょう。月干からは対社会とのかかわり、夢(未来)を意味します。

まとめると

中心星→鳳閣星(人の気)
南→鳳閣星(天の気)

ASKAさんは自分自身の心、そして未来への心も鳳閣星で表しています。これは天と地のパワーがともに何かを表現していくことを求めているのでしょう。
さて陽占で割り出した中心星の「鳳閣星」と南にある「鳳閣星」との関係は比和といって同質の関係です。いわゆるライバル関係といえばいいでしょう。ASKAさんの場合は鳳閣星が並び伝達本能がより強化されています。このことで自己顕示欲も強くなりますし自分は自分という頑固さが生まれますし、調舒星のような繊細さが加わります。また南の星は未来=子供を意味します。中心星と子供の星とライバル関係であるということはASKAさんにとって子供はライバルであり、同じ土俵の上に立つと何かとぶつかりやすいかもしれませんね。

このように中心星の周りにある星の相剋関係によって中心星の性質の表れ方が変わってきます。たとえば中心星が鳳閣星で南の星が龍高星ですと「水剋火」となり中心星である鳳閣星本来あるおおらかさが龍高星の改革心によってゆるがされ常に自然でいたい心とこのままでいけない!といった、焦燥感にゆれるので精神葛藤が大きくなります。このように出てくる星の組み合わせにより星そのものの特徴が出しやすいのか?加えて天⇔地⇔人との間に流れる気の流れがスムーズにいきやすいのか?あるいは気の流れを使いこなすためにコツが必要なのか?見ることができます。

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