鳳閣星(食神) 牡羊座~12星座別データベース 有名人を占う

堤清二氏の星~自分通りに生きる泰然たる表現家

2016年4月6日

堤清二氏が他界されました。堤清二さんは堤一族のお1人で、言わずとしれた「セゾングループ」の元経営者として知られます。セゾン系企業が最強であったのが80年代。この当時といえばプリンス系の商業施設のお世話になってウィンタースポーツで楽しんだ人も多いでしょう。
しかし堤氏の本業は実業家だけでなく小説家、辻井喬というペンネームで活躍されていました。かなり有名ですから、ご存知の方も多いと思います。ここで堤氏の星を観てみました。

1927/03/30 東京生まれ

癸癸丁
亥卯卯

禄存星 天貴星
石門星 鳳閣星 鳳閣星
天将星 貫索星 天貴星

生日中殺
子丑天中殺

 

癸亥の生まれ。自然姿は冬の雨です。冬の雨が静かな印象がありますが堤氏も物静かで穏やかな人でしょう。表舞台に出ることは苦手で裏方志向。柔軟性も抜群でタイミングを見計らっての動きは巣晴らしいものがあります。
中心星も東も鳳閣星、南は貫索星。自分らしくおおらかに生きる方ですが、モノを見る目は公正で確かなようです。ブレない精神(自分)というものを持っていて、しっかりした考えの持ち主。基本的にのんびりと穏やかな方ですが内面には鋭い感受性をもっていて、相手の本心とか核心を見抜いているので、おだやかな表情の裏側はどうだったのだろう?堤氏、ご自身の本心が見えにいくい側面もあったと思います。
実業家と小説家という2足のわらじを履くマルチな活動をされていましたが、実際運のスタートはご家庭を持ってからのことと思います。表現者に必要な伝達本能の星が2つあり、小説家としての活動のほうが堤氏には合っていたのかもしれません。
堤一族といえば、お父様ははずせません。お父様である堤康次郎氏は豪腕な実業家で知られますが女遊びが激しいことでも有名。そのため実子が何人いるのかわからないそうです。複雑な親子関係ですが命式でも親との衝突をうかがわせる干の組み合わせ所有、目上に頼れない子丑天中殺、生日中殺と親子間の縁は薄い傾向です。親子関係は良くない堤氏ですが兄弟との縁は深いようで、とりわけ妹様を可愛がっていたとのことです。
運気の流れを見ると、1945年から1965年が大運天中殺。大運天中殺終わり頃にお父様が他界されています。その後の大運は1985年までは実業家としての名前を有名にしていく時期で、ご自身も自信をつけられたと思います。この1965年から1985年までの20年間は土性がめぐってきています。堤氏にとっては土性は
本来持っていない星であり同時に忌神になりますから、あまり実業家としての活動はやりたくなかったのでは?とも思います。
その後1995年にかけて事業や仕事面では急停止がかかる運。この大運でセゾングループ代表を退任するにいたります。2005年からは表現の星がめぐり晩年運には天将星を持ちます。晩年になっても精力的に執筆活動を続けてこられました。

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