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日本ペア初の五輪金と星の共鳴~りくりゅうペア

木原龍一選手のペア転向と「運命のタイミング」

木原龍一選手はもともとシングル選手として活動していましたが、2012年12月にペア転向の打診を受け、2013年1月に正式にペア転向を発表しました。この転機の星配置は非常に象徴的です。

まず注目すべきは、ディレクション太陽が出生の金星・木星(乙女座18~19度)に0度で重なっていたことです。

太陽は自己の方向性や人生の軸を示します。金星はパートナーシップ、美、ペア競技そのものの象徴。そして木星は拡大、社会的発展、舞台の広がりを意味します。

「自己(太陽)」が「パートナーシップ(金星)」を通じて「拡大(木星)」する。

まさにシングルからペアへという転換を象徴する配置です。自分ひとりで輝く形から、関係性の中で輝く形へ。しかもそれはキャリアの拡張を伴うものでした。

同時期、トランジット海王星が出生太陽に180度。海王星は境界を溶かし、理想へと向かわせる天体です。自己像が揺らぎ、「これまでの自分」を超えた新しい在り方を模索する時期だったといえます。

単独競技としての自己確立から、融合と協働の世界へ。海王星はその象徴をはっきりと描いていました。

さらにノード(ドラゴンヘッド)が出生金星に120度。人生の流れが、パートナーシップを通じてキャリア構築(山羊座)へ組み込まれていく暗示もありました。

転向は偶然の出来事ではなく、複数の象徴が重なったタイミングだったといえるでしょう。

2019年夏、三浦璃来選手とのペア成立

2019年7月末、三浦璃来選手から申し出がありトライアウトが行われ、ペア結成が決定しました。このときの星配置もまた印象的です。

三浦選手側では、ディレクション土星が出生ノードに0度。これは「運命的な縁に責任を持つ」という象徴です。単なる出会いではなく、長期的関係を引き受ける覚悟が示されています。

さらにディレクション冥王星が出生太陽に60度、出生水星に0度。自己の核と判断力に深い変容が起きる配置です。「この人と進む」という決断が、表面的ではなく深層からなされた可能性を示します。

トランジットでは、木星が三浦選手の出生冥王星に0度。冥王星は人生の根幹テーマ。そこに木星が重なることで、人生の方向性が拡大する大きな転機となりました。

一方、木原選手側でもディレクション金星・木星が出生土星に120度。関係性が安定構造へと組み込まれる流れがありました。

偶然の一致というより、双方のチャートが同時に「関係性の拡張」「責任あるパートナーシップ」「人生の再構築」というテーマを強く帯びていた時期だったのです。

深さとぶつかりあい美学の融合

お二人のホロスコープを重ねると、まず目に入るのが金星を中心とした強い緊張構造です。

木原さんの出生の金星・木星に対し、三浦さんの冥王星が90度。
さらに三浦さんの金星に対して、木原さんの金星・木星が90度、そして木原さんの火星が180度。

金星を軸にTスクエアが形成されています。

金星は単なる恋愛の星ではありません。
美意識、調和感覚、表現スタイル、「何を美しいと感じるか」という価値観そのものです。

そこに冥王星が関わると、関係は一気に深くなります。
表面的な相性ではなく、互いの価値観を根底から揺さぶる配置です。

さらに火星が180度で関与することで、強い推進力が生まれます。
金星×火星の軸は、芸術的緊張とダイナミズムを生み出す組み合わせ。

このTスクエアは、

精密で繊細な美学と、
エネルギッシュでダイナミックな美学の衝突と融合。

完全に自然に溶け合う関係ではありません。
価値観の違いやテンポのズレも感じやすいでしょう。

しかしTスクエアは、停滞を許しません。

摩擦は熱を生み、
熱は創造性を生みます。

穏やかな仲良し相性というより、
目標に向かって互いを刺激し合い、成長を促す燃焼型の関係。

ぶつかるからこそ高め合える。
その緊張感こそが、リンク上での化学反応を生んでいるのです。

五輪金メダルの瞬間に鳴った星

日本フィギュア史上初となる、ペアでのオリンピック金メダル。
その瞬間のトランジットには、非常に象徴的な配置が重なっていました。

鍵となるのは、牡羊座0度の土星と海王星、そして蟹座15度の木星です。

蟹座の木星は拡大と祝福。
とりわけ蟹座は「国」や「帰属意識」を象徴します。
国民からの祝福、歴史的快挙としての広がりを感じさせる配置です。

一方、土星と海王星の組み合わせは、簡単に与えられる成功ではありません。

海王星は理想、夢、ビジョン。
土星は現実、制限、忍耐、努力。

理想と現実の間には必ず乖離があります。
その距離を埋めるのは、繰り返しの練習、修正、忍耐、そして揺らぎながらも続ける覚悟。

人知れず涙した日もあったでしょう。
思うようにいかず、迷いや葛藤を抱えた瞬間もあったはずです。

それでも競技を続けてきた。
理想を手放さなかった。

土星と海王星は、「夢を構造にする」星の組み合わせです。
今回の金メダルは、まさにその象徴でした。

牡羊座0度は黄道のスタート地点。
終わりであり、同時に新章の始まり。

この勝利は頂点であると同時に、
日本ペア競技の新しいページを開いた出来事でもあります。

そして土星は“基準”を作ります。
一度築かれた高さは、消えません。

この記録は、次世代が目指す目標となり、
同時に乗り越えるべき壁となるでしょう。

二人に共鳴した“レバーポイント”

お二人の出生図には、人生のターニングポイントとなる度数群があります。

木原さんは
太陽29度
土星14度
天王星14度
海王星15度

三浦さんは
木星12度
ノード27度
冥王星15度

これらの位置は、それぞれの人生のレバーポイント。
同じ度数グループにトランジットが重なるとき、大きな転換が起こりやすい配置です。

今回の金メダル時には、0度帯と15度帯が同時に刺激されていました。

努力、理想、変容、拡大。
それぞれのテーマが共鳴し合い、周期的完成点を迎えた瞬間だったのかもしれません。

感動と、美しく力強い圧巻の演技。
歴史を塗り替えるその姿に、心からの敬意と感謝を込めて。

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