以前も易占いをすることがありましたが少し離れていました(忘れたわけじゃないけど)。最近は自分のエリアが十分に確保できないとか、カフェ鑑定でもタロットはスペースが足りない。カフェだと他の人から目立つので使わないでいました。でもやはりト術は必要だということで場所をとらない、目立たずして占えそうな易占いを復活させることにしました。
易占いは以前からは明日のこととか些細なことを使っているのですが、今回あることに行き詰ったので占うと・・いきなり4大難とされる卦である坎為水5爻が出てきた。
坎為水は坎(☵)x坎(☵)の組み合わせなのです。坎とは水のことで水が重なる状態です。少しの水なら恵みの雨となり豊かさをもたらしますが水が多すぎると洪水となり、ほとほと困る事態になりますよね。この坎為水もほとほと困った、行き詰った状態をさします。水性は算命学でも北の方向、習得本能を意味しプラスですと冷静さとなりますが、行き過ぎると考えすぎてノイローゼ状態になるのと同じです。坎為水も難しく考えすぎて行き詰っている意味合いもあるのです。
この卦は困難と落とし穴がキーワード。つまり困難陥るのも何かしらの落とし穴にはまってしまっているということなのです。あるで救いのないような卦に見えますが、坎が2つ重なることに注目してください。
一度でダメなら二度・・・三度といった具合にあきらめずにやることで先が見える場合もあるのです。とくに5爻はその意味があります。水が流れる、そこに落とし穴があるということは、すぐには水は通り抜けないが時間をかければ困難も通りぬけていくということです。
この卦を得るまでは本当に落ち込んでいて、あきらめようかと迷いましたが卦をしばらく考えていると、少し落ち着いてきたのでした。
タロットカードはウェイト版系列なら人間ドラマが描かれていますが(マルセイユは数の論理の世界なのでデジタル的)、易は自然姿を使い人間の心のありかたとか、日々の過ごし方のヒントを教えてくれますね。
易もタロットも語り口が違うだけでそれぞれ好きなツールでは違いない^^
坎為水の卦はこんな図です。上から水を流すとすぐに行き止まりとなりますが、時間をかければ通り抜けることができます。