なんだろう?と思われるタイトルですね。西洋占星術では主に10コの星の並びを観て占う術です。この星の並びも人によって様々で、団子状態の人もいれば、左右対称にシーソーのようになっている人もいます。
さてこの星の並び方のうち、他の星とある角度を持っていない状態を占星術用語でノーアスペクトといいます。
専門的すぎるので次のようなたとえをしましょう。
た とえばこんな風なイメージです。星同士が特別な円卓に座っていて、ある場所になると死角になってその星の姿が見えないとします。たいていの場合は席の真向 かいや、隣など見えやすい位置に何らかの星が座っているものですが、時々全ての星が死角の場所に座ってしまい誰も見えない時があるのです。この時死角にい ると星同士が会話をすることがなく、ただぽつんと自分だけがいる状態になるのです。
もしあなたが誰の目も気にせず好き放題できるとしたら、どんな 風になりますか?毎日好きなだけケーキを食べて太ってオシャレにも無頓着になってしまうかもしれません。これではどんなに美しい顔立ちをしていても台無し ですね。一方では好きなだけ趣味に没頭して、その世界の天才となってしまうかもしれません。このようにホロスコープの中でポツンとノーアスペクトの状態の 星がいたら、その星はまばゆい才能を光らすか、全くエネルギーの使い方がわからず、そのパワーをもてあます暴走族になるか、ただの石ころのような原石で終 わってしまうか?のように極端化してしまうのです。
あなたのホロスコープでこのような暴走族はいませんか?あなたの生活の中で、何をしていいのかわからない・・といった悩みがあるのならば、もしかしたらホロスコープのどこかにこのような星があるのかも。
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ちなみに有名人では最近結婚を発表された小林幸子さんがいます。小林幸子さんは太陽、土星がノーアスペクトです。女性にとって太陽は結婚パートナーを示し ます。小林幸子さんは金星、火星の力が強力でやる!と決めたらとことんです。あまり器用なほうではなく仕事をすると決めたら、納得のいくまで仕事に集中し ていく方で、その結果半端ではない作品を作り上げる方です。そのためでしょうか?恋愛や仕事にたくさんのエネルギーを注ぎつつも、自分に似合った結婚相手 がいまひとつわからず、結婚相手というジャンルが未着手のまま長く過ぎてしまったのかもしれません。しかし一生星は同じ並びのままではなく刻々と変化して いきます。小林幸子さんのようにプログレスした太陽金星が重なるなど婚期が訪れた時、そのテーマが見事に完結するのですね。
ちなみに小林幸子さんの場合は婚期は昨年でしたが、別の問題も生じやすい配置もあったため、ずれこんでしまったのでしょう。