時事ネタを占いで斬る

民事再生法の運びにタカタ

今日はエアバック問題で民事再生法適用決定のタカタのホロスコープですリコール問題が大きくなった2014年頃、ホンダは早々にリコールに応じていたのに、タカタはアメリカでのリコール対応が遅れ、タカタにとって蜜月関係であったホンダから絶縁をされ、とうとう破産してしまいました。
日本自動車メーカー叩きだ!とさわいでいたり、身内可愛さに保身に走っている間に取り返しのつかないことに。滋賀県での出世頭の企業であったはずですが・・
ホロスコープを見ると太陽は蠍座の終わりにあります。1つのテーマに深く追求していくサインであり究極を求める職人肌な会社風土を持っています。またつながりを大切にする性質があり創業者一族でで固めがちなのも蠍座的な面が出ているでしょう。
太陽以外で目立つのは射手座にある水星土星のゆるめの0度。水星土星の組み合わせは技術系の人にも多くあらわれる組み合わせで論理的に物事を捉え時間をかけて完成していくタイプです。タカタは車という移動ツールの安定性(射手座土星)を目指したわけですから射手座の意味合いとマッチします。
成功する人、企業というのは多くの場合、生まれもった性質を活かしていくこと、時代の流れに上手にのせられることにより運が動いていくものです。タカタもその好例なのでしょう。勢いづくと加速する性質は魚座火星、乙女座の木星にあらわれています。
先代が堅実に車の安全を目指し企業努力をしてきたはずですが、2004年T海王星が水瓶座の後半を移動している頃にエアバッグ破裂を社内試験でその兆候をつかんでいました。この後もN太陽(蠍座)にT海王星(水瓶座)が90度でじわじわと凶角を形成し、問題の存在を知りつつも曖昧にしていったのです。
タカタの破綻と信頼失墜を決定付けた出来事は、2014/11のアメリカでの集団訴訟、公聴会で原因が特定されていないとし、会社側の責任を全面的に認めなかったこと、会社トップが表舞台に出なかった点にあるとおもいます。この頃はT海王星はN水星土星にスクエア。T土星はN太陽に0度です。T海王星はタカタの技術に信頼性失墜と対応判断を鈍らせ、T土星は、N太陽の0度、N冥王星90度、N水星0度、N土星0度と順次アスペクトしていきます。タカタの出生図は太陽冥王星がスクエア傾向。ここに土星が通過し重要なアスペクトを形成していくことで、事態が切迫度合いが増していき会社のピンチを招きました。また遅延を表しますから対応の遅れもここに表れていると思います。2015/05/20に「エアバッグインフレータに関する市場処置拡大の合意について」の声明を発表。全面的に責任を認めた形となります。T火星土星はいずれもN水星と同時アスペクトをしており、タカタ側の発言は全て不利な方向となる時期、また言動に批判が高まる時期です。
来年の半ば頃から再び再生へのチャンスが出てきますから、そこからどう立ち上がるか?が注目されます。

 

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