映画化された「君の膵臓を食べたい」を書いた住野よるさんの最新作です。
子供が読書していた本です。「ママーこの本超オススメ~」というので読了したみたいなので好奇心もあり読んでみました。
「幸せとはなにか」がテーマで、主人公は聡明で口も達者、、だけど同級生からは浮いている孤独だけど強気な小学生。同級生の友達はいなくて高校生の南さん、夜の仕事をしているアバズレさん、一人住まいのおばあちゃん、そして尻尾の折れたネコが友達です。学校の国語の時間で幸せについて発表することになり、幸せとはなにか?友達とかかわりながら主人公は幸せを探します。どんな幸せを最後にアンサーとしたのか?楽しみながら読み進めていくことができます。また文のところどろこにちょっとした言葉遊びがちりばめられていて、それらを探すのもまた幸せな時間かもしれません。
たとえば・・薔薇の木の下では「sub rosa」ですが意味は「秘密」です。ラストにも同じ薔薇の言葉がさりげなく使われていたり、また悲しいけどアバズレさんの季節を売る仕事というくだりにも言葉の意味が隠されています。出逢った友達らの存在(正体)はいったい何なのか?ここではネタバレなので書きませんが、読むと納得いきます。
言葉遣いにセンスを感じる!静かで素敵な時間を楽しめますよ♪。
また、同じ夢を見ていた [ 住野よる ]
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