野球に詳しくなくとも、名前くらいは多くの方が知っているであろう名監督がご逝去。
現役時代、長嶋茂雄や王貞治さんが陽ならば、野村さんはパ・リーグで陰という目立たない存在でした。
しかし実力はこの両選手に劣ることはありませんでした。
命式は丙子のお生まれ。この日の方は非常に頭が良く、１のことから１０を知るような人が多い印象。
ヤクルトの監督時代はID野球とか言われていましたよね。細かなデータの積み重ねから作戦を練っていました。
この他では野村再生工場。思えば野村さんが監督を引き受ける状態というのは、いつもチームが最低といわれる時期です。そのために主力選手を育てあげるためにしたことは、他チームで芽が出なかった選手であったり、故障しているなど‥です。選手が不調期である時に、問題点を気づかせて、才能を開花させていくのです。
他監督がしない、風変わりで奇抜なアイデアを思いつくところが連唐干支の凄いところで、特に人間関係で強く表れるのだそうです。
「どん底を味わった人間だけが、変わる勇気が持てる」
再出発をした選手をみてきた野村さんならではの言葉です。
さて幼少期の野村さんは、幼少期は貧しく、母子家庭で育ちます。
命式が身強ですが、12大従星のエネルギー値のアップダウンが非常に大きいことが特徴です。
貧しい、苦労する幼少期は天将星持ちにとっては陽転させるきっかけとしてプラス。
幼少期から大人になるに従い、生き方が途中で激変するでしょう。自分が病気でなければ、家族のどなたかが体調を崩していたとか、影響が出ていると思います。
また天剋地冲を命式にもっていることも目につきます。
天剋地冲持ちの方は、人の運を食うといわれています。カリスマ的な存在なので大きな組織の中では、浮いてしまう面もある。よって単独行動を好まれたのではないでしょうか。
生前、妻の沙知代さんとはおしどり夫婦で有名でしたが、決して女性運が強いわけではありません。妻の存在が一癖、二癖もあり自分の夢や希望を壊してしまうなど波乱も多い。それゆえ妻の存在が人生の問題となりやすい。野村さん自身も身強で強い方なのですが、命式には妻の方が力関係で強いと出ています。「オレも支配下選手だからな」という台詞が、夫婦間の力関係を物語っているようです。
いくつものチームを監督歴任した野村さん。ID野球を世の中に知らしめたのはヤクルト時代ではないでしょうか。ヤクルト監督時代の大運は5旬終わりから6旬にかけてになります。注目すべきは6旬で丙子が巡ってきていました。
日柱が律音、月柱が天剋地冲、玉堂星で外次元の時期です。新しい自分の可能性を伸ばし、新生野村の登場といった運気です。
知力が人生の中でも冴えわたる時期です。そして野村さんの自分の星を輝かせるには戦っていなければなりません。監督として選手とともに戦い、ヤクルト時代は素晴らしい成績を残されました。
沙知代さんのあとを追うように、天に召されました。今頃沙知代さんと再会して何を話されているのでしょうか。
