東洋占術

自分に自信のある人、ない人

東洋占術では生年月日、出生時間、出生地を使い命式を出していきます。(算命学では生時は使いません。)日干と同じ五行を変通星で出すと陰陽が同じものを比劫(貫索星)。陰陽違いを劫財(石門星)になります。
本記事ではまとめて比劫と書きます。
人から励まされるときに、「自信を持って」と言われることが多いのではないでしょうか?では自信とは何なのでしょう。

◎自信がある人とは、日干と比劫が上手に機能している人
日干が安定していると、確固たる自分軸が確立されます。そのため周囲から影響を受けにくくなり、自分に対し自信が持てるようになります。自信がある人は、無理に飾ることもないし、心に余裕が生まれるものです。

いろいろな命式をみていますが、日干が上手に働かない人はとても多いのです。だから自信がない・・と悩む人はとても多いのです。

命式の中で

◎日干・比劫が強すぎる人
自己主張が強い人が多いです。一見自信なさそうに見えません。自分の信念を譲れないため、とかく周囲と衝突が多くなります。とにかく自分が勝った状態でないと、自分らしさを維持できないため無理に自己を押し通すようになるので、周りとトラブルが多い、あるいは周囲から理解されず一匹狼のようになります。

◎日干・比劫が弱すぎる人
自分に確かなる自己確立ができず、いつも不安になりがち。外からの影響を受けやすく、人に何か言われるのではないか?とか小さなことでも動揺しやすくなります。競争の世界が苦手な人が多いです。

例)神田沙也加さん

神田さんは戊寅のお生まれ。戊が自分自身になります。
神田さんは日干戊が弱い、内格身弱の命式です。

戊←甲により弱められている
戊←丁により強められない

また地支に助けになる土行は含まれていません。このことから神田さんは日干五行が弱く、比劫が弱すぎる人の型になります。
デビューしても、すぐには人気が出ず苦労されていました。アルバイト生活だったこともあるようです。
命式では日干戊が甲官殺で自分が弱められています。神田さんは仕事で完全さを求めるあまりプレッシャーを感じやすくなりそうです。鳴かず飛ばずの頃は自信喪失だったのではないでしょうか?
2014年にアナ雪でブレーク。村田さんと結婚離婚を経て、神田さんは現在ミュージカルなど舞台女優として活躍されています。日干が弱く、自信喪失で行動に迷走していた時期もあったでしょう。しかし母親の松田聖子さんと違う場所で活躍の場を広げ、自分らしさを作り上げているようです。

このように日干・比劫が弱い人自信がないのでプレッシャーに弱い面もあります。しかし日干。比劫が弱くても従格であれば、そうとも言い切れません。反対に日干。比劫が強くても強がりばかりの人もいます。
またバランスの取れた命式でも、時期が悪く自信喪失に陥っている人もいるでしょう。
もし自信がなくなっている人は、あなたの命式を見ることで何が原因で自信喪失に陥っている、あるいは陥りやすいのか?その傾向を見ることができます。

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