昨日のヤフー記事(毎日新聞配信)にこんなことが書いてありました。
誕生日に自殺する人は、他の日の1.5倍になるとする研究結果を、大阪大の松林哲也准教授(公衆衛生学)らのグループがまとめた。グループは「自殺の恐れがある人には、誕生日の前後は周囲のサポートを強化するなどの予防策が必要だ」と指摘している。
この件に関しては以前からいわれていましたが、国内で大学研究として発表されたことは珍しいかもしれません。誕生日前後は自殺や事故といったトラブルに巻き込まれる確率が通常時より多いことは、誕生日というものが自分にとっての特別な日であると同時に、「◎◎歳になった」と将来を考えるタイミングでもあります。誕生日に誰も祝ってもらうこともなければ、孤独感を強めてしまい将来に絶望して異常行動に走ってしまうことも想像に難しくないでしょう。
西洋占星術では誕生日前後は運気の変わり目とされます。具体的には生まれた時の太陽の度数にピタリと運行中の太陽が重なる時、占星術用語としてソーラーリターンを迎えるからです。ソーラーリターンは1年限定の運気を彩るホロスコープです。こうした運気の変わり目は不安定な状況を作りだします。
不安定というのは何も人の心や運気だけでなく「A→B」といった具合に状態遷移するときというは最も不安定になりやすいです(バグが出やすい・・・・)。星座でもそうですよね。柔軟宮にあたる双子座、乙女座、射手座、魚座さんが誕生日を迎える季節というのは四季の移行期間です。柔軟宮は文字通り柔軟ですから状態が変化しやすいため安定性とは間逆な世界です。
誕生日は個人にとって特別な日でもありますが、うれしいことは大切にとっておいて、あとのマイナスな感情はじっと落ち着くまで待つのがバースディクライシスを超えるに必要なのかもとおもいました。
もし誕生日近くで悩んでいる人がいたら、閉じこもらないで誰かに話をきいてもらうなど、あまり思いつめないようにしましょうね。