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アメリカに潰された政治家たち

昨年の11月かな?発売された孫崎さん著書、第二弾です。

この本は「総理大臣がどのように決まるか」という中学生で簡単に答えられる質問からはじまります。この問いかけには意味があり、社会で学ぶ方法とはまったく別の、意外な答えが見つかる仕掛けです。

その答えは国民ではなく

「アメリカが選ぶ」

です。

さて敗戦後日本の政治がいかにしてアメリカにコントロールされ、その呪縛からも今もなお解き放たれない現実、それは政治を動かす人までもを、巧みにアメリカは自分に従順な政治家だけを残し、歯向かう政治家をことごとく潰してきている事実がここに明かされます。

アメリカのやり方は政治家のみの言動を操るだけでなくメディア、特捜と報道、司法からも縦横無尽に操りだすのだ。なぜならメディアも特捜も歴史を振り返ればアメリカのお抱え機関でしかない現実があるからです。このあたりは最近の鳩山氏、小沢氏に対する執拗な潰し方、報道、特捜の動きがどうであったか?思い出してみればわかるでしょう。一方で見方が変わった政治家もいます。それは対米追随派と見られた岸が独立路線であったことが意外。それでは孫である安倍晋三氏は?と思うと独立路線を引き継いでいるとは、はなはだ疑問だがガーン

これからも政治の動向と報道のされ方を注意深くみていくといいです。アベノミクスだのとか、安倍内閣が支持率が高いとさかんに報道されていますよね。胡散臭いことこのうえなし。

ハナシがずれてしまいまいました。アメリカにとっては日本が独立路線をいくこと、また中国と親密になることが虎の尾を踏むことであり、たちどころに、その路線を阻む影が動きが見えてきます。その影とはもちろんアメリカである。普段政治に関心が薄くとも、結局自分たちの生活を守るには政治の動きを知らなければなりません。教科書ではかかれない現実政治を理解する副読本な位置づけだと思います。あなたの支持政党の有無は別として、頭をフラットにして戦後日本政治がどのように動いてきたのか知っておくことは選挙権があるなら、大切なことと思います。

今日にもTPP交渉参加表明するのか?TPPはなんら私たちに恩恵もありません。TPP反対

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