戦後、初の女性衆議院議員に当選した園田さん。このお名前もニックネームかと思えば本名だそうです。
大正、昭和、平成と3つの元号にまたにかけ1世紀近くを生きてこられた園田さん。関東大震災から太平洋戦争、戦後復興と激動の時代を生きてこられた園田さんならではの優しい言葉表現の中、行間の間から亀の甲より年の功の言葉がすぐに思いうかぶ。この本はいわゆる生き方アドバイスの本です。読めば当たり前とか目新しさも感じられないけれど激動の時代を生き抜いてきた人らしく草花のように踏まれてもまた花を咲かせ、生きることをあきらめなかった人の言葉のあたたかさと重みがある。
ユニークなのは占いの本でもないのに算命学に触れていることです!園田さんもあの高尾義政先生に毎月の運勢アドバイスをいただいていたのだとか。このほか当時政治家の間では高尾先生は有名でいらしたようです。政治の後ろにはやはり占い師がいるのですね。
タイトルにある「へこたれない心」へこたれない心を持っていると、思いがけないことがたくさん起こり大難を小難に変えることもできるといいます
ピンチをチャンスに変える心構えは、もうダメだと思わないことなのだ。算命学では守護神法があり、その人の開運方法を見ることができる。人には誰にでも守護神というか見えない存在がついていて、助けてくれるものだ。ただその存在も人の心がけ次第では曇って見えにくくなり、結果幸運から遠のいてしまうのだ。
悪口を言わない
人のいいところしかみない
ダメだとあきらめない
このことが守護神を身近に感じるアクションである
せっかくなので園田さんの星を少しみてみます。園田さんの星は乙亥ですね。頭の回転もよく理論派です。持病に悩まされやすい一面もあります。結婚運は一筋縄ではいかない・・わざわざ面倒な結婚相手を選ぶ傾向があり、結婚生活そのものも平穏とは無縁になりやすいのです。園田さんの夫、園田直氏はバツ2の
子持ちでした。それも園田さんと結婚するときは前妻から夫を奪い取る形となり当時はかなり批判を浴びたそうですから覚悟がないと結婚なんてできません。また結婚した後も金銭面で苦労したそうですが、園田さんの中心星は禄存星です。
小さいことなど気にしない大きな器と愛の持ち主、そして揺らぎない自己信念(やや頑固)を持ち合わせます。自ら動くことは少ない方ですが、どのような荒波にも冷静で逃げないぶれない姿勢は周囲に安心感を与え頼られることも多いでしょう。名誉にはこだわりもなく影の参謀役へと徹する方でしょう。
年齢も90超えていらっしゃいますから晩年の星が稼動していて天極星。天極星は魂の星ですから、天とつながっています。人生に幾度もミラクルな出来事を経験されています。